電話での安否確認で大丈夫?企業や学校にはおすすめできない理由を解説
遠藤 香大(えんどう こうだい)
緊急連絡網を使った電話による安否確認は、これまで多くの企業や学校で実施されてきました。しかし、災害時にはいくつかの課題があるため、企業や学校にはあまりおすすめできません。
そこで本記事では、電話での安否確認が企業や学校にはおすすめできない理由を解説。その上で、災害時におすすめの安否確認システムのメリットを解説します。電話での安否確認に不安のある方はぜひご覧ください。
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目次
電話での安否確認が企業におすすめできない理由
まずは、電話での安否確認が企業におすすめできない理由を解説します。
プライバシーの問題
緊急連絡網を使った電話による安否確認にはプライバシーの問題があります。緊急連絡網には、従業員や保護者の電話番号、場合によっては住所が一覧化されています。もし、紛失してしまったり適切に管理されていない場合、情報漏洩のリスクがあります。
一人ひとりに確認するため時間がかかる
緊急連絡網の性質上、一人ひとりに連絡を入れるため安否確認に膨大な時間がかかります。災害時は、途中で連絡が途切れてしまったり、伝言ミスが発生するリスクが高くなります。そのため、正確な安否確認手段としては不向きです。
災害時は電話がつながりにくい
また、災害時は発信が集中して電話がつながりにくくなります(これを「ふくそう(輻輳)」と言います)。実際、東日本大震災の時は発信制限が設けられ、電話での連絡が取りづらい状況になりました。
騒がしい場所では聞き取りづらい
たとえば被災後の騒然とした駅のホームや、サイレンが鳴り響く屋外では、通話内容が周囲の騒音にかき消され、正確な安否確認が困難です。そのような状況下では、焦りから誤認が生まれるリスクもあります。
【独自調査】安否確認システムを使う企業も多い

近年では、電話ではなく自動で一斉送信・集計ができる「安否確認システム」を使う企業が多くなっています。
実際にトヨクモ株式会社の独自調査では、災害発生時の安否確認手段として「安否確認専用のシステム・サービスを利用している方(42.3%)」は、「電話で確認している方(29.7%)」に比べて多いことがわかっています。
安否確認システムでできること
| 基本的な機能 | 概要 |
|---|---|
| 安否確認メッセージの自動一斉送信 | 災害発生時、安否確認メッセージを自動送信する。 |
| 回答結果の自動集計 | 従業員からの回答をシステムが自動集計する。 |
| 未回答者への自動再送信 | 未回答者を絞り込み、自動でメッセージを再送信する。 |
| メッセージの設問設定 | 怪我の有無・出社可否など、安否確認メッセージ内の選択肢を自由に設定できる。 |
| 掲示板 | 被害状況の報告・対応指示など、複数人に向けて情報共有できる。 PDFや画像・動画を添付できるシステムもある。 |
これらの機能はユーザーからの需要が高く、多くの安否確認システムに搭載されている基本機能です。
また、以下のオプション機能も押さえておきたい機能です。(プランによっては上記の機能も標準搭載されているシステムもあります)
- 家族の安否確認:安否確認システム上で従業員が家族とメッセージをやり取りできる。
- 人事システム連携:人事システムと連携して従業員情報を自動更新できる。
【活用例】安否確認システムは日常でも使える
「災害時にしか使わないシステムにコストはかけられない」と感じていませんか?実は、安否確認システムは社内イベントの出欠確認や、体調管理など、日常業務の効率化にも活用できます。
| 活用シーン | 活用例 |
|---|---|
| 防災訓練 | 防災訓練時に、安否確認の予行練習ができる。 |
| 気象・交通トラブル | 交通機関の麻痺や天候不良が生じた際、出社時刻を連絡するメールを一斉送信できる。 |
| 社内連絡 | 健康診断や予防接種の実施連絡を一斉送信できる。 |
| 全社アンケート | ストレスチェックの一斉送信、回答の自動集計ができる。 |

安否確認システムは、日常的に活用して使い慣れておくことで、災害時の高い回答率と迅速な初動対応を実現します。以下のページでは、具体的な活用アイデアを多数ご紹介しています。「せっかく導入するなら、無駄なく使いたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
▶︎安否確認サービス2「活用例 日常的に使いこなしていただくためのヒント」
安否確認システムのメリット
最後に、安否確認システムのメリットを解説します。
プライバシーに配慮している
安否確認システムには、「登録された連絡先を管理者が閲覧できない仕様のもの」や「位置情報機能のON/OFFを切り替えられるシステム」があります。プライバシーに配慮したシステムを選ぶことで従業員の抵抗感をなくし、緊急時のメッセージ到達率の向上が期待できます。
複数の連絡手段が使える

災害時は電話の回線規制やメールサーバーの麻痺が想定されるため、ひとつの連絡手段に頼るのは危険です。一方、安否確認システムなら複数の連絡手段が使えます。通常のメールだけでなく、専用アプリやLINE連携も活用することでメッセージの到達率を高めます。
自動化機能で効率良く安否確認できる
安否確認システムを効率よく運用するためのポイントは「自動化」です。人事システム連携による従業員情報の更新、気象庁の発令と連動した一斉送信、未回答者への再送といった機能が自動化されているシステムであれば、効率よく運用できます。
安否確認システムの比較記事はこちらから
緊急連絡網を使った電話での安否確認は、災害時の通信規制や効率性、プライバシーの観点から、あまりおすすめできません。一方で、安否確認に特化した安否確認システムであれば、お互いに連絡先を知られることなく自動で一斉配信・集計ができるためおすすめです。
以下の記事では、各システムの機能・料金・無料お試し期間を比較しています。電話での安否確認に不安のある方はぜひ参考にしてみてください。
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「安否確認」に関するすべての機能を、
無料でお試しいただけます
- 災害連動の自動送信
- リアルタイム自動集計
- 掲示板
- メッセージ
- アンケート
- 無料お試しは、何度でもご利用いただけます。
- 無料お試し期間が終了しても、自動で有料プランに移行することはありません。
- 有料プランへ移行された場合でも、無料お試し期間中に登録いただいた情報はそのまま引き継がれご利用いただけます。
- Windows、Macのいずれの環境でもご利用いただけます。また、Chromeなどの最新のブラウザに対応しています。
- スマートフォンやタブレットからも閲覧・操作が可能です。詳しくは、サービス動作環境をご覧ください。
編集者:遠藤 香大(えんどう こうだい)
トヨクモ防災タイムズ 編集長 RMCA BCPアドバイザー トヨクモ株式会社で災害時の安否確認を自動化する『安否確認サービス2』の導入提案や情報発信に携わる。トヨクモ防災タイムズではBCPや災害対策に関する記事の企画・執筆・編集を担当。専門家との連携や現場視点を取り入れながら、読者に寄り添う防災情報の発信を目指している。